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お食い初め

お食い初め・食べ初め・お喰い初め・食い始め・箸初め

赤ちゃんの百日(100日)のお祝いは京都「うつわ日和」祝膳食器セットで

お食い初め-赤ちゃんの健やかな成長を祝う

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■2008年6月17日 読売新聞掲載

お食い初め

子どもが誕生して百日目に行う「お食い初め」。生後間もなく命を落とすことが多かった時代に、神の力が宿ると信じられた米や石を膳(ぜん)に並べて子どもの口につけ、無病息災を祈った通過儀礼が、今に伝わる。時代とともに、作法が標準化されるなど変わってきたが、「子どもが一生食に困らないように」と行事に込める親の願いは受け継がれている。

 

子どもの健やかな成長を願う「お食い初め」。旅館に泊まってゆっくり祝う家族もいる(神戸市北区の「元湯龍泉閣」で) 京都市下京区の市比賣(いちひめ)神社。女人守護を掲げ、お食い初めの発祥の地とされる。神社に伝わる文書によると、「五十日(いか)、百日(ももか)の祝い」と呼ばれ、平安時代、公家を中心とした行事として始まった。生後五十日目と百日目に、神社で祈祷(きとう)したもちを持ち帰り、おかゆに入れて、子どもに食べるまねをさせた。

 「よく無事に育ってくれたと喜び、食べることに困らず幸せに過ごせますように、と願った」と、宮司の飛騨富久さんは説明する。千年紀を迎えた源氏物語にも、この様子が描かれている。

 一方、佛教大文学部教授の八木透さん(民俗学)は「通過儀礼の半数以上は公家文化が庶民に伝わったものだが、残りは自然発生的に広がったもの。お食い初めはどちらの要素もみられる」と話す。

 八木さんの実地調査によると、各地に伝わる行事に共通するのは、ご飯を食べるまねをさせる▽新しい膳や食器類が母方から贈られる▽膳に石を置く――の三つ。

 古代から日本人は、米は神から授けられた特別な力のある食物だと考えていた。「米の呪力(じゅりょく)で小さな魂に生きるエネルギーを充電させようとしたことから、農民の間の呪術的な儀礼だったのだろう」とみる。

 また、石は出産を見守る産神(うぶがみ)が宿る依(よ)り代(しろ)とされていた。京都の南山城地域では、赤、青、白の3色の小さな丸石を河原から拾ってきて膳に置き、祝いの後、水がめに沈め、子どもがひきつけを起こした時になめさせた。「頭蓋(ずがい)骨が早く硬くなるように」「歯が丈夫になるように」との願いも込められている。

 石と同じく丈夫な歯を願い、ゆでたタコを吸わせる地域や、「食い延ばし」といって、長生きするように、120日目以降に行う地域もある。「一つひとつに深い意味がある」と八木さんはいう。


  お食い初めをする世帯は現在、どれぐらいあるのだろうか。ミキハウス子育て総研(大阪府八尾市)が2002年8月、乳幼児のいる父母ら会員のうち約300人に調査したところ、84・1%が「行事をした」と答えた。

 全国から、お食い初め体験を募った人もいる。漆器などのオンラインショップ「うつわ日和」の横治功士さん(50)(京都市)は、初の注文が、お食い初めの食器だった縁から、インターネットのホームページを通じ、親の体験談100人分を集めた。多くは、赤飯と吸い物、煮物、尾頭付きの鯛(たい)、そして石を並べていた。「ネットを通じて情報を入手するようになり、作法が画一化してきた」と横治さんは言う。

 兵庫県川西市出身で、前橋市に住む天田有希さん(30)もそんな一人だ。現在4か月の長男漣(れん)ちゃんの祝いをする際、ネットで調べて一般的な膳を用意し、石は近くの河原に拾いに行った。「両親も招いて大勢で子どもの成長を祝い、記念になった」と喜ぶ。

 一方、料理店やホテル、旅館などで祝うケースも増えている。乳幼児連れに配慮した宿として人気がある有馬温泉の元湯龍泉閣(神戸市北区)の「お食い初めプラン」も、月平均3、4件の予約が入る。「百日目というと、育児に疲れたお母さんが遊びに行きたくなるころ。休息も兼ねて、家族で泊まって祝うようです」と社長の當谷(とうたに)逸郎さん(34)と妻で女将(おかみ)の麻矢さん(31)は話す。

 お宮参りに始まり、お食い初め、初正月、初節句、初誕生――。子どもが1歳になるまでは行事が目白押しだ。「無から生まれた子どもは不安定な存在。それを、この世につなぎとめるために、繰り返し行事を行うのです」と八木さんは話す。現代は医学の進歩で乳児の死亡率が低下し、飽食、少子化と、お食い初めが生まれ、広がった時代と大きく異なった様相を見せる。しかし、食が命を支える源であることは変わりない。お食い初めを、先人の営みに思いをはせる機会にもしたい。

文・島香奈恵 写真・大西健次

(2008年06月18日 読売新聞)

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