お食い初め
お食い初め・食べ初め・お喰い初め・食い始め・箸初め
呼び方はいろいろあるけれど、願う思いは同じ…
赤ちゃんの百日(100日)のお祝いは京都「うつわ日和」祝膳食器セットで
お食い初め-赤ちゃんの健やかな成長を祝う
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■昭和8年当時のお食い初め(お食べ初め)の祝膳
京都は西陣、北野天満宮近くのお宅へお邪魔しました。
昭和7年生まれのご主人の祝膳だそうです。
拝見させていただいた日はご主人はお留守で、奥様に伺うことになりました。
桐箱に確かに祝膳と書かれ、裏にはお食い初めの日付昭和8年一月二十五日と書かれています。
お膳は総朱の器であることから、当然ですが男児用です。
黒漆で家紋である九曜が描かれています。
こちらのご主人のために新調されたようです。箱の裏にもそう書いていますね。
器は飯椀だけであとは蓋が二枚のみです。
奥様にお聞きすると、いつ頃から無くなったのか記憶にないとのことでした。
今は使われることは無く、私がお邪魔することになってわざわざ出してくださいました。
僭越でしたが、大切に残されることを申し上げてお宅を後にしました。
■うつわ日和店主のお食い初めの思い出
小学生の頃、
物置で遊んでいて
片隅に箱を見つけた。
開けると、 中には朱色のお膳と器が大切にしまわれていた。
見憶えのある器だった。
赤ちゃんの頃のアルバムに、 家族と一緒に写っていた器だった。
私は朱色の器前で、
祖父の膝ので抱かれ
傍らには、祖母と父と母が…みんな笑顔だった。
蓋を閉め、外に遊びに行った。
二十歳を過ぎて、
久しぶりに
実家に帰ったとき
古い本を整理していると、
古びた箱を見つけた。
小学生だった頃の記憶がよみがえった。
母に、『これ何?』と聞くと
『あなたのお食い初めの時のお膳よ』と答えが返ってきた。

