お食い初め
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■お食い初めの献立
献立は一汁三菜が基本です。
お赤飯(小豆のお粥)とお吸い物、これに焼き魚と煮物、そして香の物の
一汁三菜になります。
赤飯と鯛か鯉、または蛤のお吸い物が一般的です。
関西では蛸が献立に入っています。
焼き魚は尾頭付きの鯛かホウボウの姿焼きが多く使われます。
ホウボウ科の金頭という魚が古くより使われるようにも聞いていますが
金頭という魚がどのぐら市場にでまわっているのか良く知りません。
食べるまねですが、万が一のことがないように骨にだけは気をつけてくださいね。
■歯固めの儀
祝い膳にはお皿や高つきやお膳に、いくつかの小石をのせて並べる風習が広くあります。
「歯が丈夫になるように」とか「頭が早く固くなるように」という願いが込められています。
小石はお宮参りのときに、または当日に氏神様からの境内から、もしくは河原からもちかえり、
きれいに洗ってお膳にのせます。
京都では鴨川の河原から青っぽい小石を持ち帰るお家が多いと聞いています。
小石の数は地方によって違うようですが2、3個が多いようです。
皺になるまで長生きするようにと「梅干」をそえる地方もあります。
■赤飯のつくり方

材料(4人分)
もち米…カップ2
あずじ…50g
水…適量
ごま塩
黒ごま…大さじ1 1/2
塩…小さじ3/4
水…小さじ1
作り方
1 小豆は水につけて悪い豆を取り除き、きれいに洗い、鍋にあずきの約5倍量の水とともに入れて強火にかけ、
煮立ったら火を弱め、差し水をしながら常にゆで汁があずきにかぶる状態でゆでます。
2 指でつまんで弾力を感じる硬さになったらあずきとゆで汁に分け、ゆで汁はボウルにとり、
うつわであおいで手早くさまします。
3 もち米は洗って水気をきり、さましたあずきのゆで汁に最低3〜4時間(できれば7〜8時間)
つけ、もち米にかぶる量が少ないときは水を足します。
4 蒸す30分ほど前に、3のもち米をザルにあけて汁気をきります。つけ汁は残しておき、打ち水≠ニして用います。
5 ごま塩を作ります。小鍋に黒ごま、塩、水をいれ、
弱火で鍋をゆすりながらサラッとするまで炒ります。
6 蒸し床に蒸し布(目の荒い布)を敷き、もち米を入れて平らにならします。
7 ところどころをくぼませ、ゆであずきを散らし、蒸し布で覆うように包みます。
8 蒸気のよく上がった蒸し器に7をかけ、ふきんをはさんで蓋をし、強火のまま蒸します。
蒸気が十分に上がったら、10分おきに打ち水を振りかけながら30分〜40分蒸します。
9 端のほうのもち米をつまんでみて、弾力があって楽につぶれるようなら、
水で湿らせた半切りに移します。
10 あずきをつぶさないように気をつけながら、うちわであおいで湯気をはらい、
手早くさましてつやをだします。
11 器に盛り、好みでごま塩を振ります。
■炊飯器で炊く場合
材料(4人分)
もち米…カップ1 1/2
米…カップ2/3
あずき…20g
あずきのゆで汁…カップ2
塩…小さじ2/3
作り方
1 もち米をきれいに洗って水に最低3〜4時間(できれば7〜8時間)つけ、
米も洗います。
2 あずきは赤飯≠フ作り方1〜2と同じようにしてゆで、ゆで汁につけたままさまし、
あずきとゆで汁とに分けます。
ゆで汁はカップ2を残します(量が足りない場合は水を足す)
3 炊飯器に1のもち米と米、2のあずきのゆで汁を入れて30分ほどおいてから、
分量の塩で味付けし、ひと混ぜしてからスイッチをいれます。
4 3が煮立ち、ある程度水分が引いた頃合いに手早くあずきを入れ、
再び蓋をしてスイッチが切れるまで炊いていきます。
5 十分に蒸らしてから半切りに移し、あずきをつぶさないように軽く混ぜ、
うつわで手早くさましてつやを出します。
■鯛の塩焼き
本来は金頭という魚が用いられますが、『めでたい』という縁起にちなんで祝儀の膳によく添えられます。切り身でなく尾頭付きを用います。ヒレや尾をピンと立てて焼き上げると、華やかで一段と豪華になります。家庭のレンジでは焼くのは難しいので、魚屋さんにお願いしたほうが無難です。すぐに鯛が用意できない場合もありますので、予約しておいたほうがいいでしょう。

■汁物

●卵豆腐の吸物
材料(1人分)
卵豆腐…適量
吸地
出し汁…カップ1/2
塩…適量
淡口醤油…適量
さやえんどう…2枚
塩…適量
作り方
1 さやえんどうは筋を取って塩茹でにします。
2 鍋に出し汁を入れて火にかけ、煮立ったら塩、淡口醤油で味付けします。
3 お碗に卵豆腐を盛り、さやえんどうを添え、2の吸地を注ぎます。
●のし餅とはまぐりのすまし碗
材料(4人分)
はまぐり…8個
塩、酒…各適量
大根…40g
金時にんじん…40g
三つ葉…8本
のしもち…2個
木の芽…適量
吸地
出し汁…カップ3 1/2
酒…大さじ1
塩…小さじ1/2
淡口醤油…小さじ1
作り方
1 はまぐりは砂を出して殻をきれいに洗い、鍋に入れて塩と酒を振り、
蓋をして中火にかけて蒸し煮し、口が開いたら殻から身をはずします。
2 だいこんとにんじんは1cm幅、3cmの長さの短冊切りにし、熱湯でサッと茹でます。
3 三つ葉は塩茹でし、6cm長さに切ります。
4 のしもちは1個を4等分し、焼き網のうえでこんがりと焼きます。
5 鍋に吸地をあわせて火にかけ、温めます。
6 お碗にはまぐりの身(両方の殻に入れる)、2〜4を盛りいれ、
上から5の吸地をはり、木の芽を飾ります。

●はまぐりの潮汁
材料(4人分)
はまぐり…大8個
生わかめ…30g
*旬の季節でない場合は、塩蔵か乾燥のもの
渦巻き麩…12個
青じそ…2枚
酒…大さじ2
昆布出し…カップ4
塩…適量
作り方
1 はまぐりは砂出しをし、殻をきれいに洗って鍋に入れ、
昆布出しと酒を加えて強火にかけ、貝の口が開いたらとり出し、
汁はペーパータオルでこします。
2 生わかめはきれいに洗い、熱湯に通してすぐ水にとり、筋を取って一口に切ります。
3 青じそは細切りして水で洗います。
4 鍋に1の汁をいれて中火で温め、塩で味をととのえます。
5 お碗にはまぐり、わかめ、焼き麩をいれ、4の汁を注ぎ、青じそを添えます。

●しじみの赤だし
材料(4人分)
しじみ(からつき)…250g
あさつき…8本
出し汁…カップ3 1/2
赤出し味噌…50g
粉山椒…適量
作り方
1 しじみは砂出しをし、殻と殻をこすり合わせるようにしてきれいに洗います。
あさつきは小口切りにします。
2 鍋煮出し汁と1のしじみを入れて火にかけ、しじみの口が開いたらアクを丁寧に取り、
赤だし味噌をときます。
3 2がひと煮立ちしたら火を止め、お碗に盛り、あさつきを散らします。
好みで粉山椒をふります。
●はまぐりの吸い物
材料(4人分)
はまぐり…8個
菜の花…12本
塩…適量
吸地
水…カップ4
出汁昆布(10cm角)…1枚
淡口醤油…小さじ2/3
塩…適量
作り方
1 はまぐりは塩出しをしてから殻をきれいに洗います。
2 菜の花は塩茹でします。
3 鍋に水、出汁昆布、はまぐりを入れて中火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出し、
アクを取り、はまぐりが口を開いたらとりだします。
4 汁をこして鍋に戻し、塩と淡口醤油で味をととのえ、
2の菜の花を加えてサッと温めます。
5 お碗に3のはまぐりを盛り、菜の花を添えて4の吸地を注ぎます。
●かき玉みぞれ汁
材料(4人分)
大根おろし…カップ1
大根葉…適量
卵…2個
出し汁…カップ2 1/2
酒…大さじ2
みりん…大さじ1
塩…小さじ1/3
淡口醤油…小さじ1 1/2
水溶き片栗粉
片栗粉…大さじ1 1/2
水…大さじ2
塩…適量
七味唐辛子…適量
作り方
1 大根の葉は塩茹でにして水に取り、水気を絞って、小口から細かく刻みます。
2 卵をときほぐします。
3 鍋に出し汁を入れて煮立て、酒、みりん、塩、淡口醤油で味付けし、
水溶き片栗粉でとろみをつけ、大根おろしを加えてひと混ぜします。
4 全体に2の溶き卵を流し込み、1の大根の葉を散らして火を止めます。
5 器に盛り、七味唐辛子を振ります。
■たこの煮物
材料(1人分)
たこの足(ゆでたもの)…1本
煮汁
出し汁…カップ2/3
酒…カップ1/4
みりん…カップ1/4
砂糖…大さじ1
醤油…大さじ2
作り方
鍋に煮汁を煮立て、たこの足を入れて中火で煮ます。長く煮るとたこが硬くなるので、
ある程度味がついたら、煮汁につけたままさまし、味を含めます。
■たこの柔らか煮
材料
たこ…一杯(700〜800g)
水…1カップ
炭酸水…1カップ
醤油…大さじ4
砂糖…大さじ4
酒…1/2カップ
おろし生姜または練り辛子…適量
作り方
1 墨に気をつけて目とワタを除き、塩で揉んでぬめりを取り、水でよく洗う。
2 まな板にたこを置き、クッキングペーパーを乗せ、すりこぎなどで全体をよくたたき、食べやすい大きさに切る。
3 鍋に水、炭酸水各1カップ、しょうゆ、砂糖各大さじ4、酒1/2カップを熱し、たこを入れ、中火で20分ほど煮て火を止める。
4 そのまま漬けて味を含ませる。器に盛り、おろし生姜または練り辛子を添える。
■えんどうの卵とじ
材料(4人分)
えんどう(さや入り)…400g
卵…4個
煮汁
出し汁…カップ1 1/3
砂糖…大さじ1
みりん…小さじ2
淡口醤油…大さじ1/3
塩…小さじ1/3
塩…適量
作り方
1 えんどうは塩茹でし、浅めの鍋に煮立てた煮汁で柔らかくなるまで煮ます。
2 卵をときほぐし、1に大きく流し入れて火を止め、蓋をして蒸らします。
■焚き合わせ
材料(4人分)
高野豆腐…2枚
茹で筍…小1本
人参…4cmの長さ
里芋…8個
れんこん…4cmの長さ
さやえんどう…12枚
車えび…4尾
塩…適量
煮汁A
出し汁カップ4、砂糖大さじ3、みりん大さじ1、淡口醤油大さじ1 1/2、塩小さじ1/2
煮汁B
出し汁カップ4、砂糖大さじ2、みりん大さじ2、塩小さじ1
車えびの煮汁
出し汁カップ1/4、酒大さじ2、みりん大さじ2、淡口醤油小さじ1、塩小さじ1/4
作り方
1 高野豆腐は戻して1枚を6等分に切ります。
たけのこは根元は半月切りに、穂先は4等分に切ります。
にんじんは好みの抜き型で抜き、下茹でします。煮汁Aでゆっくり煮含めます。
2 里芋は六方にむいて米のとぎ汁でかたゆでし、水でぬめりを洗い流します。
れんこんは花れんこんにして下茹でします。さやえんどうは筋をとり、下茹でします。
煮汁Bで里芋、れんこんをゆっくり煮含め、さやえんどうを加えます。
3 車えびは背わたを取り、車えびの煮汁で煮含めます。
4 それぞれ、器に盛り合わせます。
■里芋の柚子みそ風味
材料(4人分)
里芋(中)…600g
煮汁
出し汁…カップ2 1/2
酒、砂糖…各大さじ3
みりん…大さじ2
淡口醤油…小さじ2
白味噌…大さじ1 /1/2
柚子の皮(すりおろし)…適量
塩…適量
作り方
1 里芋は六方に皮をむき塩を入れた水から柔らかくなるまで茹で、
水にとってぬめりを洗い落とします。
2 鍋に出し汁、酒、砂糖、みりんを合わせて中火で煮立て、1の里芋を入れて煮ます。
3 里芋に甘みが含んだら淡口醤油と白味噌を加え、全体にとろみが出るまで煮ます。
4 里芋を器に盛り、柚子の皮のすりおろしを散らします。
■五目白和え
材料(4人分)
にんじん…40g
生しいたけ…2枚
さやいんげん…8本
ゆでたけのこ…40g
こんにゃく…1/4丁
煮汁
出し汁…カップ1
塩…小さじ1/4
みりん…小さじ1
淡口醤油…小さじ1/2
和え衣
木綿豆腐…1/2丁
白炒りごま…大さじ2
砂糖…小さじ2 1/2
みりん…小さじ1
淡口醤油…小さじ1
塩…適量
塩…適量
作り方
1 豆腐は熱湯で茹で、布巾に包んで絞り、水切りをします。
2 にんじん、たけのこは4〜5cm長さの細切り、生しいたけも細切りにします。
3 こんにゃくは茹でてから、4〜5cm長さの細切りにします。
4 さやいんげんは塩茹でし、斜め細切りにします。
5 煮汁を煮立て、2と3を煮ます。
6 白炒りごまをすり鉢でよくすり、1と調味料を加えてさらにすり混ぜ、和え衣を作ります。
7 汁気をきった5と4を6で和えます。
■菜の花の辛子醤油
材料(4人分)
菜の花…20本
辛子醤油
練り辛子…小さじ1
出し汁…大さじ1
砂糖…小さじ2/3
醤油…大さじ2
塩…適量
作り方
1 菜の花は茎の下の硬い部分を切り落とし、色よく塩茹でして水にさらし、水気を絞ります。
2 練り辛子は出し汁でのばし、砂糖と醤油を加えて辛子醤油を作ります。
3 菜の花を2の辛子醤油でサッと和えます。
■ふきの青煮
材料(4人分)
ふき…12本
ふきの葉…一束分
煮汁
出し汁…カップ2
砂糖…大さじ1
みりん…大さじ3
塩…小さじ1
淡口醤油…大さじ1 1/2
作り方
1 ふきは鍋の大きさに合わせて切り、まな板に並べて塩をまぶし、前後に転がして板ずりしたあと、
色よくゆで、すぐに水にとってアク抜きし、皮をむいて、3〜4cm長さに切ります。
2 ふきの葉は洗って塩茹でし、流水にさらしてアクを抜き、水気を絞って1cm幅に切ります。
3 鍋に煮汁の出し汁と調味料を合わせてひと煮立ちさせ、
1と2を入れて煮、煮立ったら火からおろし、ザルに取り出して急激にさまします。
煮汁もさまします。さめたら煮汁にもどし、味を含ませます。
4 器に3を盛り、煮汁少々をはり、木の芽を天盛りにします。
■みょうがの酢の物
材料(4人分)
みょうが…4個
きゅうり…1本
たくあん…30g
鳥ささみ…1本
酒…適量
三杯酢
酢…大さじ3
砂糖…小さじ1
醤油…小さじ2
出し汁…大さじ2
作り方
1 みょうがは細切りにして水にさらします。
きゅうりは薄く斜め輪切りにし、さらに細切りにします。
たくあんは、細切りにして水にさらします。
2 鳥ささみは酒蒸しし、さまして細く裂きます。
3 ボウルに三杯酢の調味料、出し汁を合わせて混ぜます。
4 1と2を3で和えて、器に盛ります。

■きゅうりの酢の物
材料(4人分)
きゅうり…2本
乾燥わかめ…5g
ちりめんじゃこ…10g
針しょうが…15g
合わせ酢
酢、砂糖…各大さじ2
塩…小さじ1/3
水…大さじ2
塩…適量
作り方
1 きゅうりは板ずりしたあと、洗って薄切りにし、塩を振り、しんなりしたら水気を切ります。
2 乾燥わかめは水に漬けて戻します。
3 ちりめんじゃこは水で洗って水気を切ります。
4 合わせ酢に1〜3を加えて和えます。
5 器に4を盛り、針しょうがを飾ります。
■お食い初め膳のご注文は『うつわ日和』で
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